PROJECTS 業務紹介

豪雨被害からの復旧戦略 ー 建設コンサルタントの知恵と工夫
-
- 部署
- 防災部
-
- 業務名
- 丹羽今金線災害復旧工事実施設計委託(緊急)
-
- 受注年度
- 令和4年度
2022年の夏、大雨の影響で道路沿いの斜面が崩れ、通行止めになってしまった場所がありました。
実はここ、過去にも豪雨で被害を受けたことがある場所。でも、今回の雨量は前回の 2倍以上!
「また同じ被害を繰り返さないために、どうすればいいか?」
私が携わりました
防災部 島 孝也
防災部 河野 一則
防災部 佐々木 翼
防災部の仕事って?
2022年の夏、大雨の影響で道路沿いの斜面が崩れ、通行止めになってしまった場所がありました。
実はここ、過去にも豪雨で被害を受けたことがある場所。でも、今回の雨量は前回の 2倍以上!
「また同じ被害を繰り返さないために、どうすればいいか?」
その答えを見つけるのが、僕たち 建設コンサルタント の仕事です。



復旧のためにクリアすべき2つの課題
工事中でも通行止めにしちゃダメ!?
工事をするためには、大型クレーンを使って重機を斜面に運ぶ必要がありました。でも…
「道路は通行止めにしないでほしい!」そんな条件が出ていたんです。
道路から崩壊斜面までの標高差が大きく、重機を斜面にあげるためには大型クレーンが必要だということもあり、難しい課題ではありましが、発注者(依頼主)や地元の方々と話し合いを重ね、どうすれば納得してもらえるかを考えました。
▶ 結果:「なぜ通行止めが必要なのか?」をしっかり説明し、理解してもらうことで、安全に工事を進めることができました!(写真3)
使える土地が少ない! どうする?
もともと考えていた工事方法は、コストも抑えられて最適な方法。しかし、現場周辺の地形や地元の調整を進める中で…
「この土地は使えません」
「ここは手を加えられません」
という制約が次々と出てきてしまいました。
「さあ、どうする…?」
▶ 結果:いろんな対策工を検討した結果、 構造物を作ることで崩壊を防ぐ方法 を採用!(写真4)


この仕事で大事だったこと
- 安全第一! 「二度と同じ被害が起きないようにする」ことが大前提。
- 調整力がカギ! 工事を進めるには、地元の方々や発注者の理解が必要。
- 柔軟な対応が必須! 「想定通りに進まない」のが当たり前。だからこそ、最善策を考え続けることが大事。
防災部からのメッセージ
今回の災害復旧では、 技術力だけでなく、調整力もとても大事であると改めて実感しました。
「難しい問題に向き合い、最適な答えを見つける」
そんな建設コンサルタントの仕事に興味があるなら、ぜひ一度、僕たちの仕事をのぞいてみてください!