COLUMN コラム
「おあし」の話 小学校1年生の娘から学んだこと

みなさんは「おあし」という言葉の意味をご存じでしょうか。
漢字で書くと「お足」。実はこれ、江戸時代などに使われていた「お金」を意味する古い言葉です。「お金は生活や商売を(足のように)支える」という由来があると言われています(諸説あります)。
なぜ私が急にこのような古い言葉を持ち出したかと言いますと、実は先日、小学校1年生になったばかりの6歳の娘から教わったからなのです。
最近、娘はすっかり読書に熱中しており、本の中でこの言葉を覚えてきたようです。ある日突然、「パパ、『おあし』ってどういう意味か知ってる?」と尋ねられ、不意を突かれた私は一瞬言葉に詰まってしまいました。
一般的に、自分が大人になってからは、スマートフォンの操作や現代の最新トレンドなどを「自分の両親に教える」機会が増えるものです。しかし今回のように、わずか6歳の娘から、何百年も前の古い言葉を教わることになるとは夢にも思いませんでした。
娘との会話をきっかけに、最近の小学校での授業について詳しく聞いてみたのですが、私たちが通っていた約40年前(!)の時代とは、学ぶ内容もタブレット等を駆使した学び方も大きく様変わりしていることに驚かされました。まさに「老いては子に従え」ということわざを身をもって実感する体験であり、子どもの純粋な吸収力には感心させられるばかりです。
振り返ってみれば、私たち建設コンサルタントの仕事も、時代とともに変化する新しい技術や社会のニーズを常に学び、自らをアップデートし続けることが求められます。過去の経験や固定観念にとらわれず、時には若い世代(今回は超・若手ですが)の視点や新しい情報に素直に耳を傾ける柔軟性が大切なのだと、小さな娘の姿から改めて教えられた気がいたします。
さて、アップデートと言えば、当社にとっても本日、大きな節目を迎えました。
ダイシン設計は、昨日7月31日をもって旧事務所での業務を終了し、本日より「さっぽろ創世スクエア」の22階へと本社を移転いたしました。来週の月曜日(8月3日)より、この新しいオフィスにて本格的に業務をスタートいたします。
慣れ親しんだ古いオフィスを離れる寂しさもありますが、新しい環境に身を置くことは、私たち自身をさらに大きくアップデートさせる絶好の機会でもあります。
「古き良きもの」への敬意やこれまでの経験を大切に抱きつつも、新しい時代の変化に素直に、そして柔軟に適応していく。そんなダイシン設計であり続けたいと、決意を新たにしています。
家庭での小さな対話から得た気づきを大切にしながら、仕事においても常にアンテナを広げ、柔軟な発想で社会のニーズに応えてまいりたいと思います。
新しい一歩を踏み出したダイシン設計を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
この記事を書いた人
常務取締役菊池 亮平


