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一心不乱 ―集中と休息のリズムを大切に

一心不乱 ―集中と休息のリズムを大切に

「一心不乱」とは、ひとつのことに心を集中させ、他のことに心を奪われない様子を表す言葉です。夢中になって取り組むときの姿勢を示しており、私自身も仕事や趣味に没頭しているときに、その意味を実感します。何かに夢中になれる時間があると、心の余裕や活力が生まれ、日常のストレスも軽くなるように感じます。

仕事をする上では、目の前の課題にしっかり向き合い、集中することが大切です。しかし、ずっと全力で走り続けるのは難しいものです。だからこそ、オンとオフをうまく切り替えることが必要です。仕事の時間は「一心不乱」に取り組み、周囲の雑音を遮りながら成果を出す。オフの時間は思いきって仕事から離れ、頭を空っぽにする。その切り替えが、心と体を整えるカギになります。集中と休息のリズムを意識することで、長期的に見てより高いパフォーマンスを維持できると思います。

私にとって趣味は、心から没頭できる大切な時間です。好きなことに取り組んでいるときは、自然と頭の中がすっきりしていきます。夢中になっているうちに、日常の小さな悩みや疲れがふっと消えていくのがわかります。思うようにいかない日もありますが、それもまた一つの刺激となり、次への意欲につながります。

趣味の時間では、さまざまな職種の方々と交流する機会もあります。普段は接点のない人々と話すことで、新しい考え方や視点に触れられ、自分の世界が広がる感覚を得られます。共通の趣味を通じて自然に会話が生まれ、笑い合ったり励まし合ったりする時間は、心の栄養としてとても貴重です。

こうしてリフレッシュした心で翌日の仕事に向かうと、集中力も前向きな気持ちも戻ってきます。「一心不乱」とは、ただひたすら頑張ることではなく、集中と休息のリズムを大切にすることなのかもしれません。オンもオフもそれぞれに全力で向き合うことで、日々の充実感が増し、毎日がより豊かに感じられます。

自分が夢中になれる時間を持ち、同時に心を休める時間を大切にすること。
それこそが、仕事も趣味も充実させ、より豊かな日々へとつながるのだと思います。
一心不乱とは、ただがむしゃらに頑張ることではなく、心を整えながら前へ進む力なのかもしれません。
これからも、集中と休息のリズムを大切にしながら、一日一日を丁寧に積み重ねていきたいと思います。

この記事を書いた人

常務取締役粟津 忠彦

常務取締役 粟津 忠彦
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